糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

第三話 流行性のあれの検査キットについての個人的な所感

前回の続きで、思う所があるので書いています。
あくまでも私の現在の「個人的な考え」ですので、これに賛同を求めている訳ではありません。
ちょっとした記録のようなものでもありますので、興味の無い方はスルーされたほうがいいと思います。
現在、流行性のあれが猛威を振るい、多くの人の命を奪い、肉体的にも精神的にも財政・家系的にも多くの苦しみやネガティブな印象を与えています。
何とかこの状況を乗り切らないといけないです。
早期に改善出来るよう、対応していきましょう。
早く今までのようにサッカーの試合を見たいっす。
 
さて、某社で検査キットが法人向けに販売されているようです。
 
皆さんは、自身が感染しているかどうか気になりますか?
発熱やセキ・痰など、よく言われるような症状が出ていて・・・という方だったら検査をしたいという話も出てくるかもしれないですし、私も心配になると思います。
実際の所、前回も記載したように数日間症状が続く事が前提となっています。
その症状が出ていて、保健所に相談したが「自宅待機」と言われたりすると思います。
そこで改善すればいいですが、中には急変して一気に悪化し、重篤な症状に陥る可能性もあるという事で、非常に不安が大きくなると思います。
 
最近(?)はドライブスルー方式でPCR検査をする動きが全国に広がりつつあるのかなと感じます。
これは病院の待合室での感染拡大を防ぐためと時間短縮を目的としているので、方法としては悪い事ではないと考えます。
患者を一か所にまとめるよりは、間合い(ソーシャルディスタンス)を広げる方が当然良いので、隔離された空間である車内で検査をするというのはよい方法だと思います。
 
で、今回は検査キットについてですが、これも一か所に集める訳ではないのですが、多くの方で「これはやめた方がいい」という声が上がっています。
私も同感です。
色々な声が上がっていますが、私が否定的な見方をする理由をいくつか
 

検査試料の採取は,本人が採取棒(綿棒)により鼻咽頭から採取する方式です。採取に自信のない方は使用をお控えください。

 

長い綿棒を鼻の奥の「鼻咽頭」にぐりぐりと押し当てるやり方です。
インフルエンザの検査方法でもおなじみのあの方法です。
あれを、素人に向かってやれと言っています。
 
出来る訳ね―じゃん。
 
自分では直接見えない部分に自分のさじ加減で鼻から奥に突っ込む訳です。
多分途中でえずいたりするとも思いますし、なにより恐怖が生まれます。
自信があるなしではなく、技術があるかどうかという所が重要ではないでしょうか?
 
次に

本検査は、医療的診断ではありません。ご心配な方は、厚生労働省などのガイドラインに従って行動してください。

 

とある様に、検査キットと称しながら、医療的診断ではないとしています。
診断してないから当然ですので、だったら
 
何のためにやるの?
 
と思ってしまいます。
これで検査をしたからと言って、結果は正しいものではない、確定的なものではないとしている訳です。
これでは結果が陰性にしても陽性にしても混乱を与え、より強い感染を引き起こしてしまう可能性があるわけです。
 
仮に陽性と結果が出たら、何らかの形で「収容・隔離」される事になります。
自宅待機という形だったらいいのですが、中途半端な診断の中で医療機関や保健所が対応をせざるを得なくなる訳です。
感染しているかどうか怪しい人の対応が増えてしまい、重篤な人が放置され、死亡に至るケースはこれまで以上になってしまう可能性が生まれてしまいます。
それを避ける為に、これまで「全数検査」をしてこなかったわけです。
医療機関の苦労が水の泡となってしまう訳です。
今もギリギリの状態で対応してくれている訳ですから。
 
逆に陰性と結果が出たとします。
そうすると変な安心感が生まれ、症状が出ている人も「私は大丈夫」だと普段通りの生活で多くの人と接触する事になります。
結果、感染が広がり患者数が激増する訳です。
 
最初に挙げた通り、これは医療的診断は無いのです。
しかるべき所で検査を受ければいいだけで、仮に受けれないからとこのようなキットを使った所で、「意味のない安心感」という名のメリットのような重大なデメリットを生み出す事が出来ない訳です。
 
もっと言うと、このようなキットを使ったり、実際の医療機関での検査を受けて「陰性」だったとします。
ですが、検査結果には数日かかるわけです。
その検査中の期間に感染する可能性だってあるわけです。
検査の結果「陰性だった」というのはその時点での結果です。
陰性だったからと言って好き勝手して良いわけではありません。
少しでもリスクを下げるように、我々は行動しないといけないと考えます。
 
で、このようなキットが個人向けではなく「法人向け」として販売されているのに、闇を感じます。
このような記事を見つけました。
 

職場の上司に指示されて、新型コロナウイルスにかかっていない証明書がほしいとPCR検査を希望する人が相次いでいる

 

何のために上司は指示をしているのでしょうか?
証明書を提示したからと言って、何が保証される訳なのでしょうか?
ある評論家の動画でも取り上げられていましたが「こういった企業はブラックである」と話していました。
 
証明には意味が無いからです。
 
前述したように、証明書というのは「現時点・検査時」の状態の結果です。
その後に感染していたら、何の証明にもならない訳です。
証明書が出たからと勤務をしていたら、いつの間にかクラスターを生み出したという事にもなりかねないです。
 
馬鹿じゃないの?
 
と思います。
上司はそうならないような職場環境を作り上げる事が必要な事であり、現状維持をするための「意味のない安心感」を得るための証明書提出を要求する事ではないはずなのですが。
 
栄養士でも調理業務にあたるために月に1度は検便を行います。
赤痢サルモネラO157・026・O111」といった5項目(だったと思います)が法令により検便検査が給食従事者や水道従事者に義務付けられているので、それで食中毒事故発生を防ぐために実施されています。
これは食べ物を介してという事が多いので、普段の食事を気を付ける事と、症状が出ているかどうかという所での検査であったり自己診断の基準となります。
普段から牡蠣を食べないとか、貝類そのものを食べないとかは事業所によっても変わってくるのですが、それぐらい食べる物には意識を高めています。
 
何が言いたいかと言うと、1~2週間前の陰性証明を掲げていても、今の症状がどうなっているかによってその証明の意味がなくなるという事です。
陰性証明が出たからと言って、それが永続的に効果が続くという訳がないです。
しかも検便のような検査ではなく、飛沫感染・濃厚接触により感染する訳です。
気を付けていてもリスクは食中毒より格段に高いです。
そんな無駄な事を強要するので、ある評論家は「ブラックだ」としているのでしょうね。
 
という訳で、
・検体採取が難しい
・医療的な診断は不可
・診断精度が低い
医療機関に負荷が大きくなる
 
ネガティブな部分が大きいので、こんな検査をしたところでただの自己満足になるだけだと考えます。
 
楽〇も評判を下げて混乱を与えるだけなので、販売をやめた方が良いよ。 

第二話 流行性のあれの検査についての個人的な所感

前回の続きで、思う所があるので書いています。
あくまでも私の現在の「個人的な考え」ですので、これに賛同を求めている訳ではありません。
ちょっとした記録のようなものでもありますので、興味の無い方はスルーされたほうがいいと思います。
現在、流行性のあれが猛威を振るい、多くの人の命を奪い、肉体的にも精神的にも財政・家系的にも多くの苦しみやネガティブな印象を与えています。
何とかこの状況を乗り切らないといけないです。
早期に改善出来るよう、対応していきましょう。
 
そんな風に思うのですが、マスコミは連日のように
 
「検査数が足りない」
PCR法(核酸増幅法)の検査をもっとやらないといけない」
「全数調査が必要だ」
 
と、今も大騒ぎをしているのかしていたのかは分かりませんが、政府関係者は検査数を少なく見せているというような陰謀論があるような形での報道であったり番組構成でアプローチしているようです。
そこら辺の話になるとマスコミの報道姿勢や政治の話になったりもするので、触れないようにします。
 
ですが、検査に関しては必要な部分は当然あると思いますが、全数調査は必要ではないと考えています。
統計学でも1000人程度のアンケートで、日本全体としてのだいたいの統計上のデータを得る事は可能です。
 
また検査をするにしてもインフルエンザの適用といいますか、陽性・陰性の検査をするのは発症してから12時間以上経過するくらいが適切だと言われているようです。
 

人に感染するインフルエンザウイルスにはA型とB型がありますが、いずれにおいても感染してすぐの頃は体内にいるウイルス数が少ないため、検査でウイルスを検出できない場合があるためです。時間が経つにつれてウイルスの数が増えていき、発症してから約12時間経過した頃に検査を行うとウイルスを検出できる確率が十分に高まるので、発熱などの症状が現れて12時間以上経過してから病院を受診することが推奨されています。

 

では、例のあれはというと
 

WHOの知見によれば、現時点で潜伏期間は1-14日(一般的には約5日)とされており、また、これまでのコロナウイルスの情報などから、未感染者については14日間にわたり健康状態を観察することが推奨されています。 https://www.who.int/news-room/q-a-detail/q-a-coronaviruses

 

相談する目安は
かぜの症状や37度5分以上の発熱が4日以上続いている人
解熱剤を飲み続けなければならない人
強いだるさや息苦しさがある人
このような症状がある人は、全国の都道府県にある「帰国者・接触者相談センター」に相談するよう呼びかけています。
 
次の人たちは、重症化しやすいため、目安として示した症状が2日程度続く場合、「帰国者・接触者相談センター」に相談するよう呼びかけています。
高齢者
糖尿病、心不全、呼吸器疾患の基礎疾患がある人
透析を受けている人
免疫抑制剤抗がん剤を使用している人
妊婦については念のため重症化しやすい人と同様に早めに相談を

 

という感じです。
潜伏期間が2週間程度あり、発熱のような症状が2~4日程度続いている状態であれば、体内でのウイルスが増幅しているため、検査を受けての陽性・陰性の診断精度が上がっていく事になります。
軽症であったり、発症期間もほとんどないような状態であれば当然陰性と出る確率は高いのですが、軽症や自覚症状が無くても「陽性」と診断される場合もありますし、逆の場合も有ります。
それにより、軽症者がベッドを占有して、重症者のベッドが確保できずに死者が増えてしまうという状況を避けないといけないです。
そのために実施されているのが軽症者はホテルのような施設での療養に入ってもらうような対応です。
重症者であればある程、人工呼吸器装着であったりやICU(集中治療室)のような施設がある病院に入ってもらわないといけないですから。
 
そんな中「新型コロナウイルス検出試薬キット」が島津製作所より発売されました。
 
精度は100%です。
 
検査にかかる時間も短縮されるようで、私が大いに期待している製品です。
少しでもウイルス流行の歯止めになればと思います。
こんな状況ですが、某ネット通販会社が「新型コロナウイルスPCR検査キット」を法人向けに発売したようです。
 
長くなってきたので、この話は次回に。

第一話 流行性のあれの感染についての個人的な所感

少し話は主テーマから逸れてしまうのですが、色んな人のコメントを見ているうちに、ちょっと思う所が出てきたので書いていきます。
あくまでも私の現在の「個人的な考え」ですので、これに賛同を求めている訳ではありません。
ちょっとした記録的なものでもありますので、興味の無い方はスルーされた方がいいと思います。
 
 
現在、流行性のあれが猛威を振るい、多くの人の命を奪い、肉体的にも精神的にも財政・家計的にも多くの苦しみやネガティブな印象を与えています。
 
そんな中、危険を省みずに医療現場で最善を尽くそうと勤務されている方は尊敬の念を抱いていますし称賛したいです。
私も栄養士としてですが、医療現場の一員として勤務していたので、こんな時にも休めない・現場を離れる事は出来ない状況です。
また介護施設でも同様ですし、それ以外のインフラを支えてくれている多くの人達もいらっしゃいます。
ライフラインを支える為に電気・水道・ガスは勿論、交通・運輸・運送に携わる方々、スーパー・コンビニ・外食産業といったサービス業従事者の方々もそうです。
他にも多くの方々が貢献してくれている事により、私たちは色々なサービスを受ける事が可能となります。
本当に感謝しかないです。
 
で、そんな中、私も不要不急の外出以外は基本的には控えているのですが、不要不急外の行動もされている方々もいらっしゃいます。
批判を浴びやすい例とすれば、観光名所に集団で足を運ぶ人であったり、パチンコに入り浸る人であったりします。
不要不急の仕事の中で、電車でのラッシュアワーの移動を余儀なくされる方々もいる訳です。
そんなリスクに晒される行動を取っている訳ですが、それでも生活のために仕事をせざるを得ない状況です。
スムーズに「リモートワーク」的な事に変えられるような業種・職種であれば良いのですが、当然現場に足を運ばないといけない人がいる訳です。
仕組みが変わらなければ、何も変わりませんから。

先日、お笑いの世界で一時代を築かれた偉大な功績を残した内の一人の方が、感染により生涯を閉じました。
非常に悲しい話でした。
ご冥福をお祈り申し上げます。
 
他にも芸能関係の方々やマスコミ各社でも感染が広がっていて、そして数名は感染しての死亡が報告されています。
そういった方々でのコメントを目にするのですが、
「まさか自分が感染するとは思いませんでした。」
「発熱を軽視していました」
「上司・会社に報告しませんでした」
「周囲に迷惑をかけて申し訳ありませんでした」
といった謝罪コメントが流れてきます。
 
個人的には「特に謝罪は必要ない」と思います。
感染リスクにさらされながらの生活は誰でもしているので、誰にでも感染の可能性があるわけですし、それにいちいち謝罪をしていたらキリが無いです。
 
また、感染したらその人や家族に対して「出ていけ」と村八分的な事にされてしまい、お詫びにその家族が近隣に菓子折りを持っていったら、受け取り拒否のような事をしている地域もあるようです。
これについては、かなり歪んでいる考えだと思います。
 
私がここで気になる部分は、
「なぜ自分が感染しないと思っているの?」
「自分だけ特別扱いだと思っているのですか?」
という部分です。
 
前述したように、この流行については「誰にでも感染するリスクが当然ある」訳です。
そんな状況下で「自身は感染しないと思っていた」とするのは甘い考えだと思います。
私自身も、基本的にはマスクを使いまわしをしながらも装着して、できるだけ人混みから避けた生活をしようと心がけていますが、それを避けることが出来ない「不要不急の事」だってあるわけです。
そんな中でも、可能な限り感染リスクを避ける為に距離を空けたり向かい合って話をしなかったり、出来るだけ空気の流れが良い場所を確保しようとしたりしています。
それをやっても、感染リスクはゼロでは無い訳です。
例え、現状で感染したとしても「リスクの高い所に行ってたりもしてたから、しゃーない」と割り切る事が出来ます。
なぜなら、いくら防御を固めたとしてもリスクはゼロではないからです。
自分で気付いていないリスクだってあるわけです。
何かしらの行動により感染する事は当然起こり得ます。
可能な限りやっても感染したら、しゃーないと思います。
後は、どれだけ周囲に感染させないか?そして発症期間を短くするか?という所が勝負になってくと思います。
感染した後にどのような発言をするかは、本人の「覚悟」といいますか「自覚」の問題だと思います。
やるだけやって悪い方向に進んでしまったら、ある程度は事実として受け入れる事が可能となります。
ただ、そういった自覚の意識が低いと、普段通りの行動をしたり、その行動に何の疑問も持たず、ないしは変えたいと思っていても変える事が出来ない環境のために従来通りの事をしていたとします。
そういった人が感染のようなネガティブな結果になってしまうと、結構な割合で「人のせい」にします。
ルールに従っていたら悪い結果になってしまった。
これはルールを作った人が悪いから責任を取れ。
という感じで自分の行動よりもその行動をせざるを得ない「環境」を悪者にしがちです。
一番大事な事は「自身で選択をしているのか?」という事です。
自分自身がリスクを自覚して行動していたら、色んな事を受け入れやすいと思います。
ですが、他の人・環境が主体となり、それに従うというような受け身の姿勢であれば「あなたが間違っていた。どうしてくれるんだ?」と相手の非を責めるような行動になりがちです。
自身の体調に悪影響を与えるリスクが高い食べ物があるとします。
それを食べると体調が悪くなると分かっているのに大好物だからと食べて、翌日体調が当然のように悪くなると「仕方ない」「そらそうなるよね」と思うのと同じだと考えます。
逆に医者・医療機関が「この食事をしなさい」とずっと言われてて、効果が実感出来なかったら、従わなかったり反発したりすると思います。
 
皆さんだったら、もし感染したらどのような考えを持つでしょうか?
願わくば普段から意識を高く持って行動している側で会って欲しいですが。
 
次回は「自身が感染しているかの検査」についての思う所です。
 
 

粗食やマクロビやベジタリアン・ビーガンを推奨している人への質問

 
皆さん、こんにちは。
 
以前、上記リンクのように粗食・マクロビについての話を過去にしてきました。
マクロビに関しては「宗教」という意味合いが強いという話もしてきました。
ビーガンについては、狂信者のようなイメージを持っていますが、皆さんはどのようなイメージを持っているでしょうか?
色々と「健康的」とか「ヘルシー」とか「環境に優しい」とか「家畜を殺して食べるなんて狂ってる」とかいう感じで色々な評価をされています。
 
基本的に、こういった基準は「メリット部分」になります。
こんなに良いですよというアプローチですね。
 
で、こういう話でよくみられるのですが、ほとんど「デメリット部分」というのが紹介されていないのにお気付きでしょうか?
タイトルにあるような食事方法を継続・徹底すると、動物性たんぱく質を避けるような食生活となっていきます。
そうすると「鉄分」「たんぱく質」は吸収効率の悪い状態での摂取になりますし総摂取量も少なくなります。
他にも「ビタミンB12」の摂取が微量になりがちなので、「貧血」に悩まされやすくなります。
 
それと同じくらいデメリットであると感じるのは「身長」です。
明治33年(1900年)の調査では、17歳の男の平均は157.0cm、女に至っては147.0cmしかなかった。現代日本人の平均が男で170.6cm、女で157.8cmなので、それと比べると10センチ以上差があったんですね。
日本人の平均身長の推移というのがあるんですけど、明治33年時点で17歳男性平均身長は157cmと記録が残っています。

 

もっと前の時代ではどうかというと、
平安時代初期の男性平均身長は161cmでしたが、末期には157cmに。更に時代下って江戸時代になると、人々の平均身長は男性で155cm~156cm、女性で143~145cmと日本史上最も低い値をマークします。
男性に限って言えば、江戸時代はピークの古墳時代に比べて8cm以上小さくなっているというわけです。

 

という感じです。
粗食であったりマクロビの考え方だと、この江戸時代の食生活のようなスタイルを推奨しています。
ベジタリアン・ビーガンも動物性たんぱく質を摂取しない傾向にあるので、ほぼ同様だと思います。
推奨者は「自身の子供にも」乳幼児のころからその食事方法での提供をしているのですが、一部報道で「栄養不足で両親が逮捕」というようなものが聞こえてきます。
仮に栄養失調にならなかったとしても、その食事方法で育っていくと、平均身長が155㎝程度の体格になりやすいという事になると感じます。
そのような姿になる可能性が高くなるというのを知ってて子供にも推奨しているのかどうなのか?
その部分が気になるわけです。
 
身長に関しては、デメリットかどうかというのは価値観によるのですが、男性の理想像の中に高身長の姿を求める女性というのは少なくないのではないでしょうか?
「(女性でも)160㎝以上は欲しいよね。出来れば165くらい」と発言する女性が近くにいたので、印象は強いのですが、女性の身長は男性以上に価値観に左右されやすいと思います。
 
粗食・マクロビ・ベジタリアン・ビーガン等の食事方法を「ヘルシー」とか「健康的」とか言うのは勝手ですが、そういった事は成人してから始めた方がいいのかなと感じます。
子供のころからそういう食事を与えないのは、宗教のような「価値観のゴリ押し」であると感じます。
幼少期に「身体に悪いから」と駄菓子屋に通わせなかった家庭で育った人が、大人になってから抑圧から解放されてジャンキーな食事ばかりするような感じと同じ事だと思います。
子供が低身長を悩みにしていたら、親はどう弁明するのでしょうか?
低身長になるのが親の子供に対しての理想の姿なのでしょうか?
そういった「デメリット」になりやすい部分というのも紹介しないと、多くの人は判断できにくいと思います。
 
思想を広めたい立場の人が、自らデメリットをアナウンスする訳は無いんですけどね。
 
身体への色々な影響はやってみないと分からない部分も多いですが、過去のデータも参照にしないといけないです。
色々な新しい事に飛びつくのは良いですが、一度立ち止まってから思考を巡らせる事を癖付けした方が、良い方向に進みやすいと思いますよ。
 
今回は以上です。

健康食品に対して思う事

前回の続きです。
 
皆さんは健康食品を摂取して(食べて)いますか?
摂取する事を否定はしませんが、私は率先して摂取しなくても良いと思っていて、それにお金をかけるのであれば、他の事にお金を使う方がいいのではないかと考えています。
そんな立ち位置で話を進めていきます。
 
健康食品を購入するきっかけとして、口コミやイメージ戦略を受けてというのは非常に大きなものであると感じています。
知人に勧められたというものもあるかもしれませんが、例えばモデルが使っているという商品紹介もあるでしょうし、好きなボディビルダーの動画をみてその人が使っているというのであれば「同じものを使ってみよう」という影響を受けやすいとも思います。
 
人間だもの。
 
私もその影響を強く受けてきました。
で、何となくで始めたのが亜鉛のサプリでしたが、結局は続きませんでした。
 
それはともかく。
 
商品紹介として「これを毎日飲んでいたら悩みが消えました」とかいう感じで、痩せたとか体調が良くなったという話を「個人の感想です」というテロップと共に紹介されています。
でも実際に実感出来る事は少なく、問い合わせをしたとしても「あなたが悪い」「もっと続けなよ」という感じでけむに巻かれるという話を前回まででしてきました。
 
さて、健康食品はこんな感じで「効能・効果は表示できないが、ぼんやりとした個人の感想はOK」というよく分からないルールがあります。
効果・効能等について誇大な広告・勧誘をしている疑いがあると行政から指摘された場合、広告を行った事業者は合理的な根拠資料を提出することが求められます。資料が提出されない場合、または提出された資料が合理的な根拠に乏しい場合は、不当表示とみなされ、訂正広告や再発防止措置の立案(景品表示法違反)、または業務停止命令(特定商取引法違反)などの罰則が科せられます。
 
具体的な効用を表現しなくても、体験談や成功事例、権威者の推薦などで、表示全体として一般消費者に著しい優良性を認識されるような表現になっている場合も、誇大広告とみなされる恐れがあります。

 

という感じで罰則規定はあるのですが、法をすり抜けようという感じの業者は後を絶たず、少しでも他の類似商品との差別化を「広告によって」行おうという所は多いです。
それが誇大広告に繋がりやすくなるわけです。
消費者庁も動いていて、最近であれば「ガリガリの体型を約2カ月で克服した」というような記載をしたよく分からない商品が景品表示法違反で課徴金納付命令を受けています。
1年前くらいには「白髪を黒くする」というよく分からない健康食品が措置命令対象となりました。
このような感じであの手この手で商品を購入してもらおうとアプローチしてきます。
 
サイトの広告でよく見かけているのですが、ダイエット関連の健康食品を販売させるために、2人の女性の首から下の細くてバストも豊満なスタイルをしている姿を乗せて「韓国人に肥満の人がいない理由」といったタイトルを載せてクリックしてもらおうとしているものを見かけました。
それはいつの間にか「キャバ嬢に肥満の人がいない理由」に同じ画像の同じ会社の所が出していた広告ですが、文言が変わっていました。
 
この広告に一番言いたいのは、
「韓国人にも、キャバ嬢にも、肥満体の人はいますけど?」
という事ですね。
その腕や足がほっそい画像を載せてますけど、多くの人にとっては理想の姿なのかもしれませんが、私からみたら「栄養状態大丈夫?」「もっと太るか筋肉つけて太くた方が良くね?」と心配になってしまいます。
価値観の違いだと思いますが、ショービジネスで活躍したいという人にとっては耳寄りな情報に感じやすくなってしまうのかなと思います。
 
で、今回一番言いたいのは美容系・ダイエット系の話ではなく、流行しているウイルスについての話です。
これについてもあの手この手を使ってアプローチをしてきています。
 
詳細は上記の消費者庁のリンクを見てもらいたいのですが、「健康に良さそうなイメージの成分」をさもコロナウイルス対策・活動抑制に働くとよく分からない理由をつけて紹介している訳です。
声を大にして言いたいのですが、
 
「んなわけない」
 
という事なんです。
不安につけこんでの商品販売なので、平時だったら見向きもしない商品が「ウイルス」という言葉をつけるだけで購入されていくわけです。
効果が実感出来ないし、科学的にも証明されてないにもかかわらずです。
これによって、さらに「健康食品に対してのイメージや価値」が低下するのではないかと危惧しています。
 
そもそも「健康食品で手に入れる事が出来るのはフラシーボ効果程度」という認識しか私には無いです。
意識高い系のような存在になりたいのであれば摂取すれば良いと思います。
 
「こんなに高価で(イメージとして)良い食品を食べているのだから、私は身体に気を遣っていますよ」
 
これは偏見ですが、このような感じをアピールする人になりたいのであれば、利用すれば良いと思います。
ただ、その気持ちはいつまでも続かないと思うんですよね。
効果を実感出来ない(感じにくい)ですから。
 
そもそも「効果・効能を表示できない」商品が身体に大きな変化を与える事が出来る訳が無いんですよね。
そして、今の姿はこれまでの生活習慣が基になっている訳なので、その部分を変えない限りは大きな変化など起こる訳がないんですよね。
生活習慣を変えないまま何かを加えたとしても、健康食品程度で身体に変化を与える事は基本的には無理です。
せっかく身体に取り入れるのであれば、健康食品よりも医薬品の方がまだ効果を実感しやすいでしょうね。
副作用はありますけど。
 
そんな感じです。
 
興味をもって試してみるというのは否定はしないですが、多分実感出来ないですよ。
それだったらその分の予算を生活習慣・食習慣を変える方につかうのが良いと思います。
 
今回言いたかったのは「健康食品に依存し過ぎないようにした方が良い」という事と「不安に付け込まれて正常な判断を失わないようにしてね」という事です。
 
私は人を欺こうとしている企業が嫌いなので、健康食品に関してはその傾向も強い所が多いので厳しめの目で見ています。
全否定はしませんが、科学的によく分からないものが多すぎます。
皆さんも気を付けて下さいね。
 

健康食品って使っていますか?

皆さん、こんにちは。
今回は健康食品についてです。
 
健康食品も種類があって、多くの方が使っているものだと思います。
今年1月に発表された資料では、

2018年度の健康食品市場規模はメーカー出荷金額ベースで、8,614億3,000万円(前年度比1.9%増)、2019年度は8,675億円(同0.7%増)を見込む。

 

とあるほど、大きな市場となっています。
健康食品と聞いて、
 
「これを摂る事で自分が健康になれる」
 
「自分を理想の姿に変える事が出来る」
 
というようなイメージを持っている方は多いと思いますが、現在利用されている方へ質問ですが、実感出来ていますか?
 
このようなイメージを刺激して、色々な商品が販売されています。
当然、そのイメージや利用者の声(口コミ)やタレントを起用したイメージ戦略をきっかけに購入するような場合もあると思います。
そのような商品を手にして、皆さんは実感出来ていますか?
 
私は、ハッキリといいますが健康食品を信用していません。
どうせ身体に取り入れるのであれば、ビタミン剤のような医薬品を服用する方がまだマシだと考えます。
 
そもそも健康食品は「食品」です。
もっと言うと、
 
「健康そうなイメージ・健康に繋がるような食品を加工して濃縮したり色んなものを添加した「食品」」
 
です。
そして健康食品は食品であるため、医薬品のような厳しい検査項目はないので、ルールさえ守ればいろんな「加工食品」を販売する事が出来ます。
 
以前にも加工食h・・いえ、健康食品の事を取り上げました。
他にもありますが、気になる方は「健康食品」でブログ内検索をして下さい。
 
食品を加工したものの寄せ集めというイメージです。
栄養価についても加工しまくっているので、当初よりはかなり減少しています。
そして成分保証もしなくて良いです。
これで本当に自身の身体を変える事が出来るのか?と、甚だ疑問があります。
メリットをいうのであれば「プラシーボ効果」はあると思います。
ですが、食品なのでそこまで急激に変化は与えないでしょうし、実感出来なかったと問い合わせをしても
「もう少し続けてみて下さい」
「他の生活習慣によっても左右されます」
とか、もっともらしい案内でけむに巻かれるだけです。
 
そんな実感出来ないものを、継続して摂取している人を見ると、目的があるのであれば良いのですが、継続して摂取していて大丈夫なのかなと疑問視してしまいます。
 
で、健康食品業界にもルールがあるという話をしました。
特定商取引法」「景品表示法」というルールです。
医薬品ではなく、あくまでも「食品」であるため、医薬品のように効能・効果を表示する事は出来ません。
それを簡単に破っている業者の多い事多い事。
 
次回はそこに触れていきます。
 
ちょっと短めですが、ここまで。

成功体験を積み重ねていけば罪悪感は生まれにくい

前回からの続きで、とりあえずのまとめです。
 
ユーチューブでもダイエット・ボディメイクの方法論を動画にまとめている人がかなりの数いると思います(調べてないです)。
それだけ皆さん気になる部分だと思うんですけど、その人の今の姿も一昼夜程度で作り上げたものではないです。
ボディビルダーの方でもガリガリだったのが3年かけてムッキムキに変わったとか、ダイエットで6カ月で20キロ痩せたという感じの人もいるのですが、長いスパン(幅)をかけて作り上げられた結果が、今、あなたが見ている対象の方の姿なんです。
 
肉体改造・理想の姿を追い求めるのは悪い事ではないと思うのですが、数日程度の実践で身体を大きくさせる事も可能ではあるのですが、それに関しては知識や経験が必要となります。
食習慣を変えるのは、結構大変だと思います。
それこそ一気に変えると反動が大きくなるので、下準備が必要です。
少しずつ変化させるという事ですね。
結果をすぐに求めるあまり「これまでの習慣を少しずつ変える事」をやらずに一気に変えてしまってその変化に耐えられず自滅するというパターンを数多く見てきました。
 
例えば、普段の食事をしていて健康だが少しふくよかな人が「よし、4月から新生活だし、これまでの自分を変えるんだ」と一気にカロリー制限をしたとします。
それは自己流でしたが色々な縛りを設けました。
 
韓国人のモデルがやっているような筋トレする
食事の量を減らして野菜モリモリ食べる
朝はスムージーも良いって言うよね
夜ごはんを抜くかヨーグルトだけ食べよう
豆腐を食べておけばいいよね
甘い物を取るために朝に饅頭を食べる
昼にピザなんか食べちゃったりしてそれだけですませようとか
プロテインも飲んじゃえ
週末断食もいいよね
 
という感じの内容を一気に取り入れてやろうとしたら、ほとんどの人は長続きしないと思います。
 
ラソンに挑戦する人で、1日目から42.195キロを走ろうとする人はいないです。
ジョギングのような感じで5キロとか30分程度走り続けるようなレベルからスタートすると思います。
そこから少しずつ身体を慣らしていって1~2カ月後に完走目標で大会に参加するという感じですかね(あまり分かっていない)?
筋トレだってそうです。
今でこそムッキムキの人も、最初は腹筋10回出来ないレベルの人は多いと思います。
それを少しずつ負荷を増やして今のレベルになっている訳です。
ジムの初日にガリガリの人が200キロ上げようという事はしないです。
 
食事の習慣だって同じです。
自分の身体の状態を無視して「人がやっているから私もやる!!」と手を出し過ぎてしまうと、目標に達する事が出来ずに失敗体験を積み重ねてしまう事になるわけです。
糖質制限でも、一気に全ての糖質排除をせず、長いスパンで夜だけご飯を抜くというレベルからスタートすれば身体が慣れていきます。
それが「お米を昼も抜いて朝だけにしよう」となり、「朝も別に食べなくてもいいや、準備するのもめんどいし」という感じに変える事は出来やすくなります。
カロリーだって、普段2500㎉とっていた人が一気に1800㎉にするのはしんどいです。
少しずつ減らす方が身体が慣れやすくなっていきます。
一気に短期間であれもこれもとこれまでになかった習慣を取り入れる程、からだは拒絶反応を生み出しやすくなります。
 
あとは失敗例としては「体重を朝と風呂上がりに2回測る」というのもありました。
気になるのは分かるのですが、あまりに数字にとらわれ過ぎて、少しでも減っていなければメチャクチャ凹む→鬱状態に陥りやすくなります。
1日のリズムで体重は変化していきます。
朝は減っていても夜は増える事は当然あるので、計測回数が増えれば増える程、検証をしにくくなるんですね。
 
大事なのは定点観測です。
 
基本的には同じもの・同じ傾向のものを食べる
食事内容の記録と翌日体重変化がどうなるのか?
何か影響した外的な要因はあるのか?
 
こういった記録を残して検証する事で、それを積み重ねる事によって、自分がどのような行為でどのように変化するのかを把握しやすくなる訳です。
それなのにカロリーだけに着目してただ単に摂取カロリーを減らして痩せた減らないと大騒ぎするだけなら、検証データなど摂れる訳がないのです。
 
何を食べたか?
何をしたか?
いつ何をしたか?
 
こういった記録の積み重ねと経験・体験を得ていく事なんですよね。
 
それを体得している人は、例えば「チョコを食べたら〇〇になるから食べない」という判断も出来るし、「これくらいなら〇〇という感じになるけど、その程度ならそんなに影響を与えない」と考える事も出来ます。
身体の変化を理解出来ていたり自身でコントロールが出来ていると、納得して食べる事が出来る訳です。
 
食べてしまった→太った→やっちまった~→罪悪感
という感情の変化を持つ人は多いと思いますが、それは自身に知識やコントロールできるような経験・成功体験が少ないからではないかと思う訳です。
 
どうせ食べるなら納得して食べましょう。
 
そして楽しく食べましょう。
 
それで身体が良くない変化したら、そらそうなるよね?と受け入れれば良いと思います。
元の身体に戻るようにコントロールすればいいだけです。
 
からしたら、なんでそんなに罪の意識を抱えるの?という感じで見てしまいやすいです。
人間は一気に変わる事が出来るのですが、出来ない部分もあります。
これまでに失敗を多く繰り返してきたのであれば、少しずつの積み重ねを初めてみてはいかがでしょうか?
試行錯誤、トライアンドエラーという言葉もあります。
自身にとって良いと感じる事を、少しずつ繰り返していけば良いと思います。
そうすれば理解が深まり、知識も増えるので、「罪悪感」という「感情」に振り回されずに済むようになります。
「気合」だけでは長続きしないですよ?
 
こんな感じでしょうか?
 
少し長くなりましたが、以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

罪悪感を払拭するには考え方と知識と行動を変える事が必要

前回からの続きです。
 
私はたまにですが、思い立った時に食べる量を一気に減らします。
普段は2食とたまに間食という感じなのですが、一日1食にしたり全く食べなかったりというような感じの事をやります。
だいたいは「料理を作るのが面倒臭いし、買い物・外食のために外に出るのもおっくう」というタイミングの時に食べないという事を選択します。
他には、前日の夜に食べ過ぎて満腹感が持続している時に、
「朝は別に食べなくてもいいや」
という感じで色々と作業等行っていたら夜になって、
「今日はもういいや。作業で疲れたし」
という流れで全く食べないという事が起きます。
その翌日にお腹が空いていれば食べるし、空腹感を感じなければ食べないです。
 
皆さんはこのような食事スタイルというのをどのように感じるでしょうか?
3食食べないのは信じられないとか、断食するなら事前準備をしないといけないとか、色々なネガティブなイメージを持つかもしれません。
 
ですが、私の方からみたら
「3食食べないといけない理由って何ですか?」
「3食食べないという選択肢が合っても良いのではないですか?」
という感じです。
 
こういう私も、以前は必ず3食食べていました。
理由は、3食食べないとお腹が空いて動けなくなるという事と、これまでの習慣です。
そこから意識的に少しずつ食事方法を変えていって、今に至っています。
ある日突然、大きく食事内容を変えたからと言って、すぐに体が順応するかどうかは別の話です。
 
一般的に「バランスの良い食事」と言われるものは糖質が多めの食事となるのですが、それだと3食食べる事を前提とした食事内容となっている訳です。
これを少しずつコントロールして3食トータルの食事量を減らしたり、食事回数を減らしたりという事が可能になっていくわけです。
その少しずつの歩み寄りをしないまま一気に食事回数を3食から1食に減らすとか、摂取カロリーを一気に1000㎉くらい減らすとかしても、続くわけがないんですよね。
 
肥満で悩む方を例にして話をすると、数か月の時間を経て今の身体になったのであれば、数か月かけて昔の身体に変えていけば良いと思います。
長期にわたって起きた変化を1カ月とかの短期で強引に変えようとしたら、そら失敗体験を積み重ねる結果になりやすいですよね。
同じ方法で失敗しているのであれば、違う方法を試す方が早道なのですが、なぜか効率が良いか悪いかの検証をせずに同じ方法を繰り返して、また失敗体験を積み重ねる人が多く、その結果「ダイエットをしてもだめだ。遺伝や家庭環境のせいだ」とよく分からない理由をこじつけて自身を正当化していくわけです。
 
罪悪感という言葉は、恐らく「目的を達成しないといけないのに、その達成の障害になる事が分かっているけどやめられない」行為であると感じます。
似たような感じであれば、例えば煙草を止めたいという人がどうしても我慢できなくなって喫煙するような行為であったり、禁酒をしたい人が我慢できずに酒をコッソリ飲むような行為と同じだと感じます。
 
これまでの習慣であったり快楽物質によって止められないという事が多いです。
タバコのニコチンにも酒のアルコールにも、そして糖質にも「中毒性をもつ性質」があるので、なかなかやめられない人は多いと思います。
皆さんは、突然「米や穀類や糖質を食べるな」「砂糖が切れたので甘味は出せない」といわれて対応出来るでしょうか?
現実にはありえない話ですが、皆さんは我慢できるでしょうか?
私は大丈夫です。
肉・魚・玉子・油・バター・塩だけ(香辛料もあればなお良し)で、結構な期間過ごす事は可能です。
この考え方にものすごく抵抗を感じるようであれば、違う食習慣を受け入れがたいという事にも繋がるので、カロリー制限のダイエット方法のみに頼らざるを得ない状況に陥りやすくなり、大した変化を手に入れる事が出来にくいと感じます。
 
大きく変化をあたえたら、結果も大きく変わるわけですから。
 
変化が小さいのに結果が大きく変わるわけがないのです。
 

今回はダイエット方法の指南のようになってしまいましたが、次回でまとめましょうかね。

カロリー制限ダイエットを実践している人が陥りやすい失敗の流れ

前回からの続きです。
 
ダイエット中であれば、何かしらの食事制限(食習慣の変化)が生まれると思います。
色々な方法論があるので限定は出来ないですが、多くは「食事摂取量」をある程度のレベルまで引き下げる事を手段としている場合が多いと思います。
他には「食べる物の種類を限定する」という行為もあると思いますが、今回は「量」についてをメインで話をしたいと思います。
 
色々なサイトでよく見かけるのが、
 
ダイエットをしている
食べ過ぎてしまった
罪悪感が生まれる
 
というストーリーです。
その解決策として
 
食べ過ぎた分食べないようにする
運動をする
自己暗示をかける
食べ過ぎて48時間の食事に気を付ける
ビタミンB1ビタミンB2を含む食品を食べよう
カリウムや食物繊維に水分でデトックス
 
という感じで罪悪感を消す方法と食べ過ぎてしまった後のポイントとして紹介しています。
まず、私が気になるのは
 
「どういった状態があなたの食べ過ぎのラインなのか?」
 
という部分です。
食べ過ぎとするかしないかの「量」視点でのラインの設定部分がまるで見えてこないんです。
私だったらこれにプラスして「質」(何を食べるか?)という部分も追求していくのですが、今回は割愛します。
 
例えば、普段の食事量を2200㎉分食べているとします。
 
①これを1800㎉しか食べないと設定していて、その1800㎉をオーバーしたら食べ過ぎなのでしょうか?
 
②「憧れのモデルさんがユーチューブで一日1000㎉で過ごしている」という動画を見て、1000㎉に設定して、それをオーバーしたら食べ過ぎなのでしょうか?
 
③普段ご飯を2杯食べているのを1杯に設定して、おかわりにしたら食べ過ぎなのでしょうか?
 
④数字は関係なしに、単にお腹いっぱいになり過ぎたから食べ過ぎなのでしょうか?
 
このようにカロリー基準のダイエット(カロリー制限)を行なう人は多いですし、失敗(設定体重まで届かない)する人はたくさん見てきました。
どれが「食べ過ぎ」という状態になるのでしょうか?
 
カロリーコントロールのダイエット方法って、食習慣は当然大きく変わると思うのですが、
 
「食欲や空腹感をどのように抑えていくか」
という部分が一番の障害であると感じます。
 
普段の食事量から、一気に少なくなる訳です。
普段の食事で大満足が出来ている状態から、その満足感に達しないまま食事を終える事になります。
 
物足りなさというのは当然生まれます。
それをどうコントロールする(押さえつける?)かによって、成功率が確実に変わってくるんですけど、多くの人はこれが出来ないです。
 
食事で満たされない部分が出ると、どうしても「もう少し食べたかった」「あれも食べたかった」という意識が強くなっていきます。
そうなると頭の中でずっと「食べ物・好きなもの」がグルグルと回り、それ以外の事を考えられなくなってしまいます。
その状態で「少しだけ」と口にしたが最後、これまでの不足分を満たそうと一気に大量に食事をし、空腹感を解消するための行動に出る事になります。
数日間遭難したような人で空腹にさいなまれているような人が、食べ物を食べていいと目の前に出されたら、そらがっつくよね?という感じにも似ています。
 
これが「カロリー制限ダイエット」で陥りやすい失敗例の一つです。
 
次回に続けようかな?

罪悪感が生まれるタイミングっていつ?

皆さんはダイエットをされているでしょうか?
色々なダイエット方法があるとは思いますが、結果がうまくいかずリバウンドとかして「罪悪感」が生まれるという事が失敗事例のような形で紹介されているのを見かけます。
他にも
 
みたいな感じで「食べても罪悪感なんて無いよ」という商品やレシピを紹介している所もあります。
 
私はこの「罪悪感」という言葉に違和感を感じてしまうんです。
 
なぜ「罪悪感」が生まれるのでしょうか?
そしてそれがいつ生まれるのでしょうか?
 
という部分が気になります。
 
何を食べるか食べないか、いつ食べるか?どれくらい食べるのか?
何かしらの専用の施設で管理されたら別だと思いますが、これは、自身で選択したものではないかと思うんです。
専用の施設に入るというのも、自身の選択も影響するとは感じます。
 
自分が選択して実行した行為で、なぜ罪悪感が生まれるのでしょうか?
 
多くは「食べてしまった」「食べ過ぎてしまった」という事で感じやすくなると思うのですが、それは自身で準備したものではないのでしょうか?
 
例えば、ダイエットをしている人がコンビニでチョコを買って食べて罪悪感が生まれたとします。
行動の順序としては
 
コンビニに行く
チョコを購入する
チョコを食べる
食べてしまった事で罪悪感が生じる
 
という感じの順番があると思うのですが、罪悪感って食べた事によって引き起こされるのでしょうか?
食べた後の体重計で感じるのでしょうか?
 
ここで考えて欲しいのが、チョコを購入しなければ「罪悪感」は生まれないんですよね。
 
チョコを購入する時点で「罪悪感」って生まれている人はどれくらいいるのでしょうか?
そしてそもそも、コンビニでチョコを見なければ購入しなかったかもしれないのですし、コンビニに入る事で「罪悪感」が生まれる人はどれくらいいるでしょうか?
 
何か「〇〇を食べた」「〇〇を食べ過ぎた」というような直接的な理由で「罪悪感」が生まれる人は多いと思うのですが、その直接的な理由を生まないようにする行為が必要になると思う訳です。
 
健康に気を遣っている人やダイエットをしているはずの人で、昼飯を購入するために低カロリーの弁当やサラダを購入する人が、一緒におやつとして目についたチョコやクッキーやグミといった商品を購入する事はありがちだと思います。
その行為は何気なく行っている人は多いと思います。
で、その一緒に購入したおやつを食べて
「あぁ、自分は何てダメな奴なんだ」
と「罪悪感」という感じの後悔をする事はあるのでしょうか?
もし生まれるのであれば、なぜコンビニで商品を手に取る時点での「罪悪感」が生まれないのでしょうか?
そこが不思議です。
商品を手に取るという事は、納得して購入しているはずです。
納得して購入しているはずなのに、それを食べて後悔するというのは、何かしらの縛りでも設けているように感じてしまいます。
視界に入ってきたり、手元にあるから意識してしまって購入したり食べてしまったりする訳です。
それによって生じる「罪悪感」というのは、コンビニに行かないという事で防ぐことが出来ますし、そのコーナーに足を運ばないという事で防ぐこともできます。
にもかかわらず、自身で足を運んで、購入して、食べて「罪悪感が生まれた」とするのは、非常に滑稽に見えてしまうんですね。
 
「罪悪感」を感じたいのか?感じたくないのか?
 
どこの時点で「罪悪感」を感じるのか?
 
「罪悪感」を感じないで良いような立ち振る舞いが出来るのか?
 
このような考えって、ダイエット効果を高めるためにも重要な部分の一つなんです。
余計なものを食べるという環境に自ら近づかないという事ですね。
 
という感じで、次回に続きます。