ファスティングダイエット実施頻度について
さて、色々と間に挟んでいます。
物凄く長期間でやっていますが、7月25日の記事に由来するテーマで話を進めています。
そろそろ、私自身も「何を話したかったのか?」というような感情を抱いています(笑)。
元々は、食事摂らないようにしようとする「ファスティングダイエット推進派」と、3食しっかり摂るとする「朝食推進派」は、意見が対立しないのか?という所が気になった事からスタートしています。
私だけかもしれませんが、そのような対立意見は、あまり見かけないです。
朝食推進派が、
「3食しっかり食べないといけないから、ファスティングダイエットなんてやってはダメです!」
というようなアピールをしているのを見た事は無いです。
(その代わり、糖質制限食や1日2食というような生活をしている人への批判は良く見かけるのですが。)
水面下では快く思っていないが表立っていないだけなのか?
それとも、水面下では手を組んでいるのか?
よくわからないですね。
さて、ファスティングダイエットは、私は実施したことが無いです。
お腹空いたら食べますので。
でも、空いてなかったら「食べなくてもいいか」とも思いますが、それはファスティングダイエットとは違うと感じます。
ちなみに、私は12時間毎に食事をしているような感じです。
1日2食といった感じです。
これは「広義のファスティングダイエット」となるのでしょうか?
どなたか教えていただきたいものです。
「ファスティングダイエット」は、どれくらいのペース・負荷といった感じでやるものなのか?
まずは、ファスティングダイエットの実施頻度についてです。
あくまでもネット上での情報しかないので、多少偏っていると思いますが、ご了承下さいませ。
ファスティングを行う間隔については、決まりはありません。
時々、ファスティングを行ったからといって一度で満足する方を見受けますが、 ファスティングダイエットは、定期的に継続して行う事で、効果が発揮されるものです。
第1のポイントは、プチ断食は1回キリでおしまいではなく、1カ月に1~2回の頻度で繰り返し行ってこそ効果的、ということだ。カラダをリセットして、自律神経系を整えても、元の食生活に戻ればカラダもすぐにまた元通りになってしまう。時々、意識的に“飢餓状態”を作り出し体内をリセットし続けることが必要だ。
「週末断食」というのも、ブームがあってけっこう知っている人も多いかと思います。
週末断食というのは、金、土、日の3日間を使って行なうファスティングのこと。
僕は基本的に3日以上の断食(ミネラルファスティング)をおすすめしています
1日だけのファスティング期間だと、「内臓の休息」や「普段の食べ過ぎのリセット」としては
効果的な方法だと思いますが、断食のデトックス効果は得ることは難しいですデトックスが目的でなく、ただたんに胃腸に休息を与えたい…ということであれば問題ありませんが
また週末断食をする理由としてダイエットが目的の人も多いですが1日断食(ミネラルファスティング)した状態では、なかなか脂肪は燃えないので、本当の意味でのダイエット効果は薄いです
自分の体に耳を傾けてあげて「またファスティングやりたい」と思った時にやるほうが、精神的にもポジティブに断食に取り組めるのでおすすめです(^^)
という感じで、「特に決まっていない」という事のようです。
週末断食というブームがあったんですね?
私は知りませんが。その界隈では巻き起こったんでしょうか?
今は違いますが、以前勤務していた頃は、シフト制で連休は基本的にない、月6日程度の休日があるという感じでした。
週末断食と言われても、その当時の私や、同じような環境の人には縁遠い話となりますね。
色々と「やったら良いですよ。」「健康になれますよ」という心地良い響きのキーワードが流れてきますが、本当でしょうか?
言っている事と、実際にやっている事の整合性が取れているのか?
「こんな風に変わりますよ」という発言の根拠となるデータがあるのか?
そういった事の話をしていきたいと思います。
また、少し長くなりそうです(苦笑)
他のテーマで話したい事はあるのですが。
健康診断の結果が届きました
話は変わりますが(笑)
先日、一般健康診断を受診しました。
それで今回は、ゆるやかな糖質制限(最近は少し徹底しだしました)を実施していますが、どのような結果になったのかという話をお届けしたいと思います。
糖質制限を行なう事で、どのようになるのかをお伝えできればと思います。
で、去年との比較というのも良かったのですが、データを無くしてしまいました(涙)
それでも諦めきれずに探していたら、平成26年(2014年)のものが出てきました。
約4年前です。
この頃の私は、まだ糖質制限を実践出来ていない状態です。
専門学校に通学し、お昼休みにはおにぎりを頬張っていたような生活をしていました。
甘い物を食べる事にも抵抗はあまりなかったです。
元々甘い物が苦手だったため、調理実習でお菓子が出ると、一口だけ味見し、他の生徒に「食べなさい」と押し付けていました(笑)
なので、糖質制限実践前の自分と、実施して3年程度になる自分との比較を行ないたいと思います。(多少抜けている部分はあります)
現在(検査当日)
体重 69.0kg
BMI23.0
腹囲 83.0cm
視力 両方とも1.5
血圧 117~64
血液検査の比較(2018 / 2014)
肝機能
AST 16 / 20
ALT 14 / 22
γ‐GT17 / 29
血中脂質
中性脂肪 46 / 82
HDL 75 / 75
LDL 180 / 125
腎機能
クレアチニン 0.65 / 0.79
糖代謝
血糖値 91 / 90
HbA1c 5.3 / --
尿酸値 6.5 / 6.1
白血球数 3.8 / 5.1
赤血球数 462 / 512
血色素量 14.1 / 15.8
ヘマトクリット 45.0 / 48.7
血小板数 18.7 / 21.5
こんな感じです。
血中脂質の中性脂肪が4割程度減少
HDLは変わらず、LDL増
肝機能はよりリスク値は減少してます。
基本、これなら私はコレステロール値は良い値だと思っています。
省略して抜粋しますが、
HDLの値でも正常値の40を境にPhenotype A とPhenotype Bは逆転します。
HDLが60もあればほとんどは良いLDLです。
LDLコレステロール値を見たときに、LDLの中身を考えると中性脂肪値ができる限り低く、HDLコレステロール値が高い方が「善玉」LDLがいっぱい存在するのです。
値だけに翻弄されてはダメです。最近は中性脂肪/HDLコレステロール比(以下TG / HDL-C比と表します)を心臓病のリスクの指標にしようという考えがあります。
TG / HDL-C比は、冠動脈疾患の発生率および程度と強く相関することが、多くの研究によって判明しています。
ある研究では、TG / HDL-C比が4より大きいことが、冠動脈疾患発症の最も強力な独立した予測因子であるとしています。理想のTG / HDL-C比はというと
2未満のTG / HDL-C比が理想的
4以上のTG / HDL-C比が高すぎる
6以上のTG / HDL-C比はさらに大きな危険!ちなみに私の最新のTG / HDL-C比は0.7です!
私の数値で計算すると、TG(中性脂肪) / HDL-C比は、46/75となり、0.61となります。
4年前の私だと、82/75で1.09です。
非情に良い結果・改善と言えるでしょう。
総合判定としては、「要医療」という事で、コレステロール値を下げる薬を処方してあげるからねという診断を受けるために行かないといけないのだと思います。
私自身の判断ですが、コレステロールに関しては、特に対応は不要だと思います。
多分薬を飲んでも、下がらないでしょうから。
コレステロールに関して質問を受ける事があります。
「悪玉コレステロール(LDL)だけが高いんです。」
そういった人には、「中性脂肪が低くHDLが高ければ、基本は問題無いですよ」と私は答えてます。
もちろん、全体を見ないといけない部分もありますが。
皆さんの検査結果はいかがだったでしょうか?
良ければ、比較してみて、好ましくない結果であれば、ぜひ、ご相談をいただければと思います。
無料カウンセリング実施中ですよ。
今回は、ここまで。
薬を服用していると考えれば理解出来る事は多い
前回、タレントのAさんとBさんがうどんを食べたにも関わらず、Aさんは血糖値が「4」しか上がらなかったという話をしました。
このAさんを調べたら、「糖尿病」を患っている人のようですね。
となると、食前に薬を飲んでいてもおかしくないです。
食前に薬を飲んだ事を知っていたら、医師も「これくらいなら良い結果ですね」というような、当然の反応を示すと思います。
血糖値上昇がされておらず、食前測定値とほぼ変わらない状態ですから。
普通の医師であれば「正常」であると判断すると思います。
となると、この番組では
Aさん:糖尿病患者で、食前に血糖値を下げる薬を服用していた
Bさん:糖尿病患者で、薬を服用せず、Aさんよりも糖質の多い食事を一気に食べた
という構図になります。
Bさんも糖尿病で有名(?)なようです。
薬の力で低下させたにもかかわらず、「ゆっくり食べたから」という理由で血糖値が上昇しなかったという表現をした。
というような確信にも似た疑惑を抱いています。
この表現方法であれば、あれだけ多くの糖質を摂ったにもかかわらず、血糖値上昇幅が「4」であるのはあり得ないからです。
ひょっとしたら、Bさんも服用したにもかかわらず、これだけの上昇値があったので、笑ってしまったという事でしょうか?
謎は深まるばかりです。
次に、「炭水化物」の表現です。
ご存知の方も多いかもしれませんが、
「炭水化物」=「糖質」+「食物繊維」
です。
「55:48」のシーンです。
あるタレントが食事に気を使っているという事で、朝食の紹介がありました。
・青汁
・オレンジ
・キウイ
・しじみの味噌汁
・カシューナッツ(5粒)
これらの紹介とともに、ナレーションで
「炭水化物は取りません」
「この食事なら、血糖値は安定してるはず」
と流れました。
その後、血糖値が表示され、食前93から食後169に上昇し、
「意味が分からない」
と話しています。
番組では、
・座り過ぎの生活
・睡眠不足
が原因と紹介しています。
否定はしませんが、どう見ても「過剰な糖質摂取の結果」であるとしか考えられません。
朝食で紹介されたものには、全て糖質が含まれています。
青汁は、種類にもよりますが、0.2g前後~2.5g前後
オレンジも100gあたり9.0g
キウイも100gあたり11.0g
みそ汁の味噌としじみで、約5g
カシューナッツ5粒なので、10gとしたら2gの糖質量
合計約30g近い糖質を摂取しています。
血糖値を90くらい上げる糖質量を摂取しているので、食後血糖値が169と「76」上昇させているのは、何の不思議もありません。
そもそもですが、大量に炭水化物を摂取しています。
果物は炭水化物ではないという事を言いたいのでしょうか?
米・小麦といった穀物だけが炭水化物と言いたいのでしょうか?
でも焦点は、
「座り過ぎ」と「睡眠不足」です。
おかしな話です。
血糖値上昇の本質である、食べ物自体が含んでいる糖質について、基本触れていないです。
そして、そのメインとなる「米」「果物」には触れていないんですよね。
「パン」「小麦粉」でも、使用重量とかは書いてますが、「糖質量」には触れていないんですよね。
これで、よく「血糖値に関する特番」を組めるなと感じます。
細かくいじろうと思えば、もっとできるのですが、言いたい事はだいたい話したので、この動画についての話は、ここまでにしたいと思います。
以上です。
ちょっとすっきりした(笑)
疑惑が深まる血糖値測定結果
続きです。
少し間が空いたので、またリンクを貼っておきます。
今回は、うどんを食べた後の血糖値測定結果についてです。
動画で言うと、「1:35:18」からの部分です。
二人のタレントの食べ方で、血糖値の比較を行うという内容です。
Aさんは、空腹時血糖108、Hba1c6.6%です。
Bさんは、空腹時血糖139、Hba1c8.5%です。
うどんを食べるシーンでは、
Aさんは、冷やしキムチうどん・恐らくチキンカツ1個
Bさんは、肉ぶっかけうどん(肉(器半分隠れる程度の量)・ネギ・天かす)・稲荷2個、ちくわ天・いか天・卵天?(天ぷらの具材は不明だが、3個分)
で、比較検証。
何故かテロップではBさんの天ぷら盛り合わせは「ちくわ天」だけしか表示されず。
またAさんも、うどん以外の「プラス一品(チキンカツ)」には触れず。
結果は、
Aさん「82」から「86」
理由:ご飯ものを我慢し、ゆっくりうどんを食べていたからと「考えられる」
Bさん「124」から「259」
理由:5分で完食した早食い ナレーション「明らかに早食いです」
解説(比較データ):「香川県民」の平均食事時間は約10分
だから、早食いはよくないですよね~
という所に焦点があると思います。
だが、ちょっと待ってほしい。
早く食べようが、ゆっくり食べようが、糖質を摂取すると血糖値は上昇します。
うどん一杯、1人前200g前後あります。
仮に「200g」としたら、糖質量は42.6含まれています。
(ゆでうどん100gあたり、炭水化物量21.6g食物繊維0.3g糖質量21.3g)
前にも話しましたが、体重65kgの健康な人で、糖質1gあたり、血糖値を3上昇させます。
時間も、ゆっくり食べようが早く食べようが、経口摂取した瞬間から、血糖値は上がり始めます。
人間として、これが正常な姿です。
実際、Bさんも血糖値が空腹時から「135」上昇しています。
逆算すると、45g以上の糖質は摂取していることにはなります。
これから上昇するかもしれないし、そうでもないかもしれませんが、だいたい合っていますね。
にもかかわらずBさんは食後血糖値「86」と、たったの「4」しか上がっていません。
茶色のものがチキンカツであれば、それに使った「小麦粉・パン粉」が含まれます。
また「キムチ」にも、一般的には100g当たり15.6gの糖質を含んでいます。
映像を見る限りでは、100gくらい使っているように見えます。
となると糖質量は、うどんの約40gと、キムチの約16gと、チキンカツの約10gで、約66g程度の糖質を摂取している事になります。
この血糖値の測定結果が、「186」であれば、私は疑わないです。
ですが、これだけの糖質量を摂取しているにもかかわらず、「4」しか上昇しない数字というのは、意味が分からないですね。
この検証では、「ゆっくり食べれば血糖値は急上昇しないよ」という事を言いたいと思うのですが、これが正しい結果とすれば、
「血糖値を上げないのは、ゆっくり食べる事だ」
で、全て解決するじゃないですか。
滅茶苦茶な理論になってしまいますね。
食物繊維とか運動とかも関係ねーじゃん
と言いたくなってしまいます。
で、タイトルの話になるのですが、
映像を「修正・加工」してませんか?
という疑惑を抱いています。
前回の投稿で、時間まで明記されている測定器だというのが分かると思います。
この映像部分では、時間を確認できませんでした。
また、医師のリアクションも気になります。
これだけのものを食べているのに血糖値が「4」しか上がっていないという結果に、「うんうん」「こんなものか」というようなリアクションを取っています。
何かをしゃべっていますが、ナレーションで消されています。
私だったら、機械の故障を疑いますし、正しいなら滅茶苦茶ビビります。
あれだけの糖質をとって食後すぐの運動もしていないのに、血糖値が上がらないわけがないですから。
計測している人は、「医師」です。
社会的な信頼がとても大切です。
明らかな「ウソ」はつかないと思います。
その後Bさんの血糖値は音声が流れていましたが、「259」という数字に笑みがこぼれていますし、笑っています。
恐らく「ここまで上がっちゃったよ、大丈夫?」「マジ、ヤバくない??」というような感情ではないかと思います。
Aさんの時は、上昇幅は予想通りだったため映像のようなリアクションを取ってしまった。
Bさんの時は、予想をはるかに超えた数字だったので、常識のズレから笑ってしまった。
という予想をしましたが、この考え方は自然だとおもいませんか?
または医師が、
「Aさんが血糖値を下げる薬を服用しているのを知っていた」
としたら、話しは変わります。
「あぁ、薬のおかげで上がらなかったね。」
「こうなるよね。」
「理想的な数字だよね。」
と、当然のような感情を抱くのではないでしょうか?
以上のように考えるのが自然ではないでしょうか?
どこにも「食事前には服薬をしていないです」とは書いてませんしね。
もう少し続きそうですね。
食後の運動が血糖値に影響を及ぼすという検証について
前回の続きで、某番組による検証についての話をしていきたいと思います。
映像が見たい方は、9月21日付の投稿をチェックしてください(露骨な閲覧数稼ぎ)
高血糖リスクが高まる5つの行動という事で、「食後の運動」というのを検証しているシーンがあります。
時間で言えば、「2:08:38」くらいの所です。
同じ食事をして、運動をした場合としていない場合の検証をするというものです。
私自身も、ダイエットをするのであれば、食前よりも食後すぐの運動をお勧めします。
食後、血液中に溢れている糖質を少しでも運動により代謝させ、体脂肪として蓄積させにくくするためです。
ただ残念ながら、この番組ではよく分からない解説をナレーションにさせています。
「食後15分くらいから動くと良い状態に」と内科担当部長が話をしています。
・血糖値は食後30分から1時間程度でピークを迎える
・運動は、ピークを迎えるまでにしないと効果的ではない
番組では、ある女性が検証を行なうという場面に変わります。
空腹時の血糖値は82
食事をして1時間半休憩をした
食後血糖値は、180
翌日、空腹時の血糖値は88
先日と同じ時間に同じ弁当を食べてもらう
食後15分後にウォーキング20分を実施(字幕にもあります)
食後1時間の数値は117
何と、正常範囲内をキープしているのです!!
という紹介をしています。
何か問題でも?
という感じがしますが、映像が荒いかもしれませんが、計測した時間を見て欲しいです。
初日の空腹時血糖測定時間は、「12:16」を表示しています。
食後1時間半後の血糖値測定時間は、「13:14」を表示しています。
空腹時血糖測定をして、弁当を食べる。
食後血糖測定なので、食べ終わった後からの時間測定開始です。
なぜ、「1時間半後」というナレーションをしたんでしょうか?
そうすると、次の疑問が出てきます。
弁当を食べ終わった時間は、何分後だったのでしょうか?
それは、翌日の実験で確認できそうです。
翌日の空腹時血糖測定時間は、「11:59」です。(どうせやるなら同じ時間に測れよ・・・)
食後15分後に、ウォーキング20分実施。
その後血糖値を調べるのですが、血糖値測定計時間が「12:56」です。
ともに、
「空腹時血糖値を測定してから、約58分後に計測した結果」
を発表しています。
翌日の結果から逆算すると、食後15分+ウォーキング20分+移動などで10分という感じで、15分程度の食事時間といった所でしょうか?
初日は、「12:16」だったので、「12:31」には食べ終わり、そこから計測時間の「13:14」である「食後45分が経過時点での血糖値測定結果」となるわけです。
なぜ、こんな中途半端な検証を行なうのでしょうか?
憶測ですが、最初は食後1時間で検証をしていたら上司から突然、
「ドクター達が1時間半後って言ってるから、それに帳尻合わせて」
とでも言われての強引な修正でもしたのでしょうか?
そして、その整合性のズレは、「2:11:33」のグラフにも出ています。
このグラフは、さも検証結果から作り出したグラフのような印象を与えると思いますが、そもそもの時間設定が違います。
食後血糖値のピークは、前述した通り、「30分から1時間後」です。
初日の食後時点は、仮の計算からすると、「12:31」に食べ終わっているので、そこから30分から1時間後である、13時~13時30分にピークがあるようにしないといけません。
それが検証結果ですから。
時間も「13:14」時点での計測結果が180ですから。
また、翌日のものでも、「11:59」時点では88です。
食後45分後の結果である「12:56」時点では117です。
ともに、ピークとなる時間軸がおかしいのです。
また、ピーク時間が30分から1時間後にピークを迎えるとあります。
「もし」という、仮の話をします。
この人が糖尿病患者であるならば。
食後1時間から2時間くらいがピークになります。
インスリンの働きが健常人より弱いため、抑えがきかないというのが、私の見解です。
そうすると、これ以上の数値(200~250)が出てしまう場合があります。
これくらいの数値が出ると、「この人は糖尿病患者だ」というのが分かってしまうため、早い時間で計測を終わらせた。
翌日の血糖値測定は、血糖値上昇を抑える薬を服用した。
そのため、ほぼ上昇しなかった。
ウォーキングをしている姿を見ても、有酸素運動をしているようには見えないし、20分程度でここまでの結果が出るのだろうか?という疑問を抱いています。
たった20分、映像のような感じでテクテク歩いただけで、血糖値を約60低下。
この歩き方を20分するだけで、米飯一杯分の糖質を消費するだけのエネルギーを生み出す事が出来るのでしょうか?
薬を服用したから、より激しい運動をすると低血糖になる可能性があるため、のんびり歩く姿を取ったのではないのか?
という憶測を立ててみます。
あくまでも仮の話です。
えぇ、仮の話ですよ?
もう少しだけ続けます。
血糖値は何が原因で上昇しているのかの焦点について
前回の続きです。
前回は、そもそもの糖質摂取量が異なるため、検証にならないという話をしました。
今回は、その時の夜の食事内容についてです。
鉄板焼き屋でステーキを食べたとの事です。
それで「ソース」と「カレーライス」で血糖値がガッツリ上昇しているという話をしました。
一般的なカレールーの糖質は、100gあたり約20gのようです。
画面を見る限りでは、そんなに多くないので20gの糖質量とします。(ひょっとしたらカレールーの総量は150gくらいあるかもしれません)
米飯の量も茶わん一杯程度と考えて、糖質量55gとします。
糖質量75gです。
前回記載した豚カツは、空腹時血糖89から、食後167へ(上昇幅78)
今回は、空腹時血糖92から、食後172へ(上昇幅80)
そんなに変わらないです。
という事は、豚カツ定食でも、鉄板焼きでも糖質摂取量は、そこまで変わらないという事になります。
ちなみに、糖質1gで、体重65kgくらいの健康な成人男性で、「3」上昇します。
さて、豚カツの場合は、油には「糖質ほぼナシ」のため、血糖値上昇は低い(上昇しにくいと考えられていますというナレーション)
小麦粉やパン粉には、糖質が多く含まれているため、血糖値上昇も食べ過ぎると上がりますとの事。
そして、ソースには砂糖・ブドウ糖果糖が多く含まれていて、「一般的にはかなり多くの糖質が含まれている」とのナレーションがありました。
ここでの焦点は、豚カツの「パン粉・小麦粉」と、「ソース」です。
あと、カロリーが豚カツ定食として「1450㎉」という事でしょうか?
恐らく、このカロリーには、「大量のソース」は含まれていないと思われます。
夕食の鉄板焼き屋では、「ステーキ250g」と、「締めのカレーライス」という紹介だけです。
で、それぞれが血糖値が上がったという事を紹介しています。
これだけでは、焦点が少しずれていると感じます。
まず、「豚カツ」や「牛肉を250gも食べている」という身体に良くはない感じのイメージがあるものを押し出しています。
次に、ここまでで糖質が上がるものが、「パン粉・小麦粉・ソース」という事しか紹介していません。
前回も話しましたが、「米」の糖質量が全体の半分程度の割合を占めているにもかかわらず、全く触れていないのです。
ちなみに、カレールーにも、根菜類があればその分と、トロミ付けのための小麦粉を使用しているため、糖質量が多くなるのは、前述の通りです。
肉の糖質量にも、全く触れていないです。
牛ステーキ(としか表現していないです)の糖質含有量は、種類によっても変わりますが、100g当たり0~0.7gの範囲内です。
250gというのであれば、糖質量は0~1.75gです。
つまり、血糖値はほぼ上げません。
また、油の説明でも、「上昇しにくい」という表現をしていましたが、植物油脂・ラード・ファットは、糖質0です。
基本上げません。
つまり、上昇させている原因は、糖質を多く含むパン粉・小麦粉・ソースに含まれる糖類、そして米飯がほぼ全てです。
あとは、付け合わせの野菜が含む糖質量という所ですね。(キャベツ・ニンジン等)
肉の重量とか、カロリーとかはどうでも良いです。
糖質の供給源である「米」に言及しないで、何を血糖値を語っているんだろう?と、動画を見ながら思いました。
そこら辺の数字データは、「食べ過ぎはダメ」という様な言い方しかしてません。
「糖質摂取〇g以上はダメ」という言い方をすべきなのですが、まぁ、出来ないでしょうね。
テレビのためスポンサーの影響や諸事情もあるでしょうから。
残念ながら、まだまだあるので続きます。
次回は、検証時の時間軸とナレーションのズレについてです。
検証にならないと思える検証をして健康効果を伝える健康番組について
皆さんは、テレビを見ますか?
テレビ番組で「〇〇が良い」と言われたら、信じますか?
どれくらい信じますか?
私は基本的に疑ってかかるので(笑)、信じていません。
先日、糖尿病の新常識(?)と題して、ある番組が放送されました。
まず、「マイタケ」が良いという事で、栄養価が豊富で損失しにくく、食物繊維もたっぷりなので、調理法も気をつけると、とても良い効果が生まれますよという内容がありました。
この部分には特に何も感じません。
あぁ、そうなんだと思いますし、私はマイタケが好きなので、値段がまた高くなるのかな?と残念に思ってしまう程度です。
さて、検証実験として、タレントが食事後の血糖値を測るという場面に変わります。
普段の食事として、昼食に豚カツを食べました。(8分59秒くらいからのシーンです)
空腹時血糖値が89という事でしたが、食後は167へ上昇したという内容です。
食事内容は、総カロリー1450㎉のとんかつ定食。
これに、ソースをたっぷりかけて食べています。
入れ物に入ったソースを使い切るんじゃないか?と思えるくらい、たっぷりかけています。
目安ですが、量としては100CC(以上?)かけているのではないかとも感じます。
その後は、
油は糖質を上げないと考えられている
小麦粉・パン粉が糖質が多いので、血糖値を上げる
糖質量は食パン1/4分と同等(もっとあるんじゃないか?とも感じます)
ソースの糖質量は多い
そして、夜は鉄板焼きとして
250gのステーキ
締めのカレーライス
を食べると、血糖値が92から171になったとの事
その後、昼食で先にマイタケ(50g)を食べてから食事をするというシーンになります。
サーロインのビフカツ
ご飯も一緒に
「ソースはたっぷりつけないといけないんですよ」というコメント
食後の測定時
「時間はキッチリですよ」というコメント
食事前の血糖値が96から、食後81に減少
いか天を食べたあと、再度計測すると85に
マイタケ凄いですね~~!!
というのが流れです。
だが、ちょっと待ってほしい。
これは、検証として正しい内容なのかどうなのか?という疑問が沸き上がります。
皆さんは、いかがでしょう?
是非動画をチェックしてから読み進めて欲しいのですが。
まず、
「なぜ、同じ豚カツ屋で、同じメニューで、同じ食べ方をしないのか???」
という点です。
あれだけサクサクのパン粉たっぷりの豚カツを食べ
あれだけのソースをキャベツにも豚カツにもかけ、さらに追いソースもしています。
ソースだけで仮に100mlとします(200mlくらいいってそうですが)。
市販の豚カツソースでの計算であれば、約30gの糖質量があります(100g当たり)。
そして、パン粉が食パンの1/4と言っていますが、もっとあると考えますが、どうでしょう?
1枚当たり糖質量約10gとします(小麦粉込み)。
ご飯も一膳で、約55gの糖質量。
これだけで、約100gの糖質量を摂取している事になります。
そして、比較・検証とするビーフカツ定食です。
衣の量が、まず見た目で少ないように感じます。
一般的なビーフカツの成分表では、糖質量は約15g程度となっているようです。
次にソースですが、圧倒的に少ないです。
「たっぷり~」とか言ってますが、豚カツの時とは比較にならないような食べ方をしています。
チョイチョイとつけた程度です。
そして、何よりご飯です。
豚カツの時の1/3程度では無いでしょうか?
ソースとご飯を1/3として計算すると、糖質量合計は41.5g程度でしょうか?
糖質摂取量が、そもそもで半分になっています。
これを検証実験とするなんて、意味が分からないですね。
で、夜の食事でも血糖値が上がったという話をしてましたが、このメニューには何も専門家と呼ばれる人たちは言及していないんですね。
私が見る限りは、ステーキのソースがあればその分と、その糖質とカレーとご飯での糖質しか確認が出来ていません。
それくらいにもかかわらず、ガッツリ血糖値が上昇しています。
アルコールの影響もあるのかもしれませんが。
でも、要素がソースとカレーとご飯というものしかないから、米の事に「全く」触れないようにしてるから、諸事情によりさらっと流したのでしょうか?
そんな邪推をしてしまいます。
もちろん続きます。
健康法の正しいものと間違っているものの基準は?
ネットでも、テレビでも、書籍でも。
健康についての情報はあふれんばかりです。
よく、「消費者は、情報を選択しないといけない」という話はあるのですが、提供する側にも大きな問題はあるんですよね。
提供者は、本当に相手の「健康」の事を考えての情報を提供しようとしているのかどうなのか?
そこに焦点をあてているものは支持を集めますし、自分の「利権・現状維持」のために行っていれば、次第にゆっくりと支持されなくなると思います。
私自身は、「糖質制限」の考え方を支持していますし、それに基づいて「TRDダイエットプログラム」も提供させていただいています。
(突然のCMです。9月末までのご相談がお得ですよ。詳細は、このブログのトップページを確認です。)
ただ、情報提供者側である「利権」を持つものは、強いです。
それに経済もついて回るため、支持率が高く、なかなか突き崩せないというのが現状です。
「健康」というもののゴールが、ひとそれぞれの考え方があるため、そして、目に見えての変化をすぐに感じる事が出来ないと「印象操作」をされやすいです。
受け手側も「習慣」を根底部分からなかなか変える事が出来ないという事もあり、上辺だけの部分を変えて、「自分は、健康に良い事を行なっている」という何かをやっているという事で、自分を正当化している場合もよく見かけます。
「これを食べたら、健康になれる」
「タレントの〇〇さんも、愛用」
「海外のセレブも使っている」
「これだけで〇〇キロやせた」
「これ一本で、肌がこんなに変わった」
皆さんは、これらの話が出てくる情報・商品を信じますか??
私は、そもそもテレビ自体を観ないため、今のテレビショッピングで何を販売しているかは知りませんが、基本的に信用していません。
健康食品は特にそうなのですが、必ずテロップに
「個人差があります」
「個人の感想です」
「適切な栄養指導と管理を行った結果です」
といった文言を表記しています。
そうでないと、薬事法に引っかかる部分が生まれる可能性があるし、利用者からのクレーム回避の効果にもあるのだと思います。
たまに医薬品もやっていたそうなのですが、それだったら近くのドラッグストアで購入する方が、まだ安価で入手できるし、さらに高配合のものもあるよなと感じるものばかりです。
化粧水とかの商品で、被験者が「肌の奥までどんどんしみこんでいくのが分かるんです~~」と、にこやかに話をしていますが、ちゃんとテロップで
「個人の感想です」
「表皮部分までしか浸透しません」
(表皮は、肌の角質層が表面にあるのですが、その下にある厚さ0.12mmの部分を指します。)
と書いてあるんですね。
口コミの与える印象は強いなと思います。
先日の某テレビ番組で、政治の事を扱う番組で子供を集めていたが、ほとんどが劇団の子役で、本当に自分の意見なのか?番組が用意したセリフなのか?で、炎上した事もあったようです。
都合の良い事を言わせるために、情報提供側は、様々な手法で間違っている事を事実にしたり、ある事柄に関しての印象操作を行っていきます。
今回は、少しぼやくような感じの内容ですが、このきっかけになったのが、「糖尿病」を扱った特番で、意味の分からない検証を行なって、さも、「これが凄いんですよ」という印象操作をしている良い例を見つけたからです。
正直、見てて酷いと思いました(笑)
次回は、それについて、話しをしていきたいと思います。
少し前の放送だったのですが、私が感じたような指摘をしているサイト・ブログが見当たらなかったんですよね。
受け手(視聴者)が真に受けたのであれば、少し心配になってしまいます。
今回は、ここまで。
「不動の「本当に健康に良い食品」5つ」は、本当に不動なのか?
タイトルを見て、「何の事だろう?」と思った方は、前回の投稿か、以下のリンクを確認ください。
結論ですが、「これが不動の5つなんて、どうかしてるぜ!!」です。
冗談っぽく言いましたが、これが結論とするには性急過ぎると感じます。
まず、③で「炭水化物」という言葉を使っている時点で、いかがなものかと感じます。
炭水化物は、「糖質 + 食物繊維」です。
食物繊維については、私はある程度の量は積極的に摂取すべきだと考えますので、この表で言う「健康に良い」という部類の所属で、問題無いと考えます。
ただ、糖質については、色々な研究で健康に良くない発表がされているのですが、それについての言及が無いのが気になります。
「健康に良く、食べてもあまり太らない炭水化物」(健康に良い炭水化物)と、「健康に悪く、食べると太る炭水化物」(健康に悪い炭水化物)があるからである
「健康に良い炭水化物」とは、玄米、全粒粉、蕎麦のように精製されていない炭水化物のことであり、「健康に悪い炭水化物」とは、白米、小麦粉、うどんのように精製されている炭水化物(砂糖もこれに含まれる)のことである。
精製していなければ「健康に良い」、精製したら「健康に悪い」というザックリとした分別しかされていません。
(ちなみに蕎麦にも精製されているものがありますが・・・、それは??)
食物繊維量や、精米をしていない事で栄養価が高いから、「健康に良い!」と言いたいのでしょうか?
糖質量が多い(精白米・うどん等)ものは「健康に悪い」と言っていて、精米をしてないものは良いというのですから、恐らくその違いだと思いますが、どうでしょう??
また、②の野菜と果物も同様ですね。
健康に悪いの方では、②白い炭水化物(じゃがいもを含む)とあります。
じゃがいも以外の野菜はOKなのでしょうか?
里芋は?サツマイモは?長いもは?そのほかのイモ類・根菜類は、OKという事でしょうか?
これらは糖質たっぷりですが、ジャガイモと何が異なるのでしょうか?
じゃがいもはビタミンC含有量がこの中では最大になりますし、炭水化物量は、17.6g(100gあたり)で、サツマイモの31.5gよりも少ないです。
他と比較して少ないとあえて言う部分は、食物繊維量で、ジャガイモ1.3gで、他は2.0g以上という事くらいでしょうか?
だからじゃがいもはダメという事なのでしょうか??
それとも、ジャガイモ特有(?)のソラニンという有害物質が含まれているからでしょうか??
ポテトチップスによる加工過程による健康被害を訴えているのでしょうか?
それを言い出したら、多くの食品がアウトになってしまうのですが、区別の基準が分かりません。
ちなみに果物も、果糖によりガッツリ肝臓・すい臓に負荷を与えてしまうため、とても健康には良いとは思えません。
グループ分けするなら、③・④・⑤のどれかだと感じます。
また、健康に悪いと言われるものの中にも、
①赤い肉(牛肉や豚肉のこと。鶏肉は含まない。ハムやソーセージなどの加工肉は特に体に悪い)
とあります。
赤い肉という書き方が不思議ですが、だったらなぜ最初から「牛肉・豚肉」と書かないのでしょうか?
一瞬「羊肉もダメなの?北海道民が怒るぞ??」と思いましたが、この2つに限定したい模様です。
何故ダメなのでしょうか?
飽和脂肪酸がたっぷり含まれているからと言いたいのでしょうか?
でも、それを言うなら、牛肉にも、豚肉にも、鶏肉にも含まれます。
健康に良いとされるオリーブオイルには「オレイン酸」が含まれていますが、牛肉の脂にも、豚肉の脂にもにも含まれています。
逆に鶏肉には含まれていないようです。
「飼料には薬品とかが含まれているから」とか言い出すのであれば、それは鶏にも養殖魚にも当てはまります。
やろうと思えば、どんなものでも飼料に配合する事は可能です。
一番(?)の疑問は、マーガリンとバターの位置づけです。
あれだけ健康被害の影響を懸念されているトランス酸たっぷりのマーガリンが、「ひょっとしたら健康にわるいかもしれない」のグループに分類され、バターが「健康に悪い」に分類されています。
おかしいです。
マーガリン(トランス脂肪酸)は、アメリカでは禁止されています(完了している?していない?)。
バターは禁止されてないし、少し高価ですが、紀元前5世紀ごろから愛用されています。
なぜ、そのような歴史ある食品が、「健康に悪い」の部類にあてはまるのでしょうか?
注意してほしいのは、私は加工肉、赤い肉、白い炭水化物などは「体に良くない」と説明しているのであって、「食べるべきではない」と主張しているのではないということだ。
というような、免罪符のような言葉を発していますが、だったら、なぜこのような訳の分からないランキング(分類?)を理由もそこそこにつくり上げ、イメージを不当に貶めているのか??
その解答にはなっていないと感じています。
「健康に悪いけど、食べても良いよ」
「健康に良いから、食べても良いよ」
では与える印象は、雲泥の差です。
しかも、偏っているとしか思えない視点での評価です。
冒頭で、
「ほとんどの健康情報はエビデンスが足りない」
「ちまたには科学的根拠がない健康情報があふれている」
インターネットの発展もあり、健康に関する情報が入手しやすくなったが、その一方で多くの間違った情報もあふれかえるようになってしまった。
はたして、今あなたが信じている健康情報は本当に正しい情報だろうか?
とか、文中で
栄養士は、「このような食事をすれば健康になる」というルールを一般人に指導することに関しては秀でているが、そのルールがそもそも本当に科学的根拠に基づく正しいものであるかどうかを判断するために必要な専門知識(統計学や疫学と呼ばれる学問)を持っていない人もいる。
また、「〇〇が健康に良い」という情報は、商品の売り上げに大きな影響力を持つため、科学的根拠のない健康情報がマーケティングの一環として利用されてしまっているという側面があることも忘れてはならない。
と、発言していますが・・・。
ブーメランかな?
と、ほんの少しだけ思いました。
続きます。
「ヘルシーな食品」についての参考意見
色々とサイトを見ていたら、「カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)助教授 2018/04/24 8:00」が投稿したサイトを見つけたので、そこから掘り下げていきます。
ちまたには科学的根拠がない健康情報があふれている
インターネットの発展もあり、健康に関する情報が入手しやすくなったが、その一方で多くの間違った情報もあふれかえるようになってしまった。はたして、今あなたが信じている健康情報は本当に正しい情報だろうか?「科学的根拠のない健康情報」とは、一見正しそうな以下のようなものが該当する。
① 炭水化物は健康に悪く、食べると太る。
② βカロテンやリコピンは健康に良い。
③ 果汁100%のフルーツジュースは健康に良い。これらはすべて間違いと言っていい。
②に関しては、興味があまり沸かないので(←!?)触れない事にします。
③は、良くないというのに同意します。
①に関しては、誤解を招きやすい表現をしていると感じます。補足として以下のようにありました。
炭水化物の中にも「健康に良く、食べてもあまり太らない炭水化物」(健康に良い炭水化物)と、「健康に悪く、食べると太る炭水化物」(健康に悪い炭水化物)があるからである「健康に良い炭水化物」とは、玄米、全粒粉、蕎麦のように精製されていない炭水化物のことであり、「健康に悪い炭水化物」とは、白米、小麦粉、うどんのように精製されている炭水化物(砂糖もこれに含まれる)のことである。
そして、
健康に良いかどうかで5つのグループに分けて考える
すごく単純化して考えてみると、すべての食品は5つのグループに分けられる。
健康に良いことが複数の研究で明らかになっている食品をグループ1として、健康に対して悪影響があることが複数の研究で示されているものをグループ5とする。論文はあるものの少数の研究でしか健康に良い可能性が示唆されていない食品はグループ2、逆に少数の研究で健康に悪い可能性が示唆されている食品はグループ4、そのどちらにも当てはまらず、健康へのメリットもデメリットも報告されていない食品がグループ3である。
そうすると、私たちが日々口にしている食品のほとんどは中間のグループ(グループ2、3、4)に該当することがわかる。
皆さんが新聞やテレビなどのメディアで毎日のように目にしている「体に良いということが最新の研究で明らかになった」とうたわれる食品のほとんどはグループ2の食品である。
つまり、健康に良いという研究結果が1つ2つあるかもしれないが、本当に体に良いのかどうかまだ確定的なことは言えない段階の食品である。
数カ月後には同じ食品が「最新の研究で健康に悪いことがわかりました」というニュースを目にすることになるかもしれないし、実際にそういったことはしばしば起こる。
不動の「本当に健康に良い食品」5つ
では、具体的にどのような食事すればよいのだろうか。健康になりたければ、前述のグループ5の健康に悪い食品をグループ1の健康に良い食品と置き換えればよい。
数多くの信頼できる研究によって本当に健康に良い(=脳卒中、心筋梗塞、がんなどのリスクを下げる)と現在考えられている食品は、①魚、②野菜と果物(フルーツジュース、ジャガイモは含まない)、③茶色い炭水化物、④オリーブオイル、⑤ナッツ類の5つである。逆に、健康に悪いと考えられているのは、①赤い肉(牛肉や豚肉のこと。鶏肉は含まない。ハムやソーセージなどの加工肉は特に体に悪い)、②白い炭水化物、③バターなどの飽和脂肪酸の3つである。
つまり、白米や小麦粉を使った白いパン、うどんといった精製された炭水化物、牛肉や豚肉、バターは避け、玄米や全粒粉を使ったパン、蕎麦、魚、野菜、果物、オリーブオイル、ナッツなどに置き換えるということだ。
このような食事をすることで、脳卒中、心筋梗塞、がんなどの病気を減らし、健康を維持したまま長生きする確率を上げることができる。
注意してほしいのは、私は加工肉、赤い肉、白い炭水化物などは「体に良くない」と説明しているのであって、「食べるべきではない」と主張しているのではないということだ。
甘いものが好きな人にとっては甘いものを食べることで幸せな気持ちになり、幸福度が上がるかもしれない。
そういう人にとっては、甘いものをゼロにすることで健康にはなるけれども人生がまったく楽しくなくなってしまうこともあるだろう。そのような場合には、幸福度と健康をてんびんにかけて、毎日少量の甘いものを食べるという食事を選択することも合理的な判断だろう。
食事によって得られるメリットとデメリットを十分理解したうえで、何を食べるかを選択すべきだろう。
という感じで、当たり障りのないような書き方をして、文が終了しています。
最後に、画像を貼ろうとしたら出来なかったので、リンク先を載せておきます。
だったら、今回の投稿は、最初から「リンク先をみて」で済む内容じゃないか?
と、自分でも思いましたが、おっしゃる通りです。
続きます。